2007年07月03日
祇園祭は『はもまつり』
毎年の事ですが、祇園祭の事を『はもまつり』という別名を持っています。そのことなどなど色々と綴ってみたいと思います。
祇園祭は、皆さん御存知かと思いますが、元は「祗園御霊会(ぎおんごりょうえ)」に起源をみます。平安時代に流行病が広まりはじめると、この原因が疫神によるものであるとし、貞観十一(869)年に平安京の大きな庭園である『神泉苑』において、当時に定められていた国の数である六十六基の矛を立てて、神輿を送り、祇園の神であるスサノオノミコトを祀ることで疫神を鎮めたとされます。
現在では、有名となった【祇園祭】。『日本三大祭』や『日本三大曳き山』、そして『京都三大祭』にも数えられており、一ヵ月間という長期に渡って行われます。『はもまつり』という風に呼ぶようになったのは、この時期に京都人は「はも料理」をよく食べるからです。
『はも』は、梅雨の雨水を飲む事で美味しゅうなると言われていることから、この時期に多く食べられるのです。焼きはもに、はもおとし、酢のもんと美味しい季節となるわけです。また、祇園祭の宵々山・宵山には、旧家では屏風や古い甲冑の展示が行われることから『屏風祭』とも呼ばれます。また、巡行には山鉾を文化財で飾り動く事から『動く美術館』とも称せられて、様々な呼ばれ方をするのも特有かと思います。
しかしながら、古くから守られてきたしきたりや習慣があります。その一つが、食べてはあかんもの。それが『キュウリ』。この時期は、大変おいしくなる季節ですが、京都人は祇園祭中はキュウリを食べる事を控えます。これは、祇園さんの神紋が「五瓜に唐花」と言われる形を持ち、キュウリの切り口に似ているからです。そやさかいに、失礼にあたる事を避ける為に食べる事を控えるのです。
さぁ、ゆるりと鱧を食べながら、祇園祭を楽しみましょう。
現在では、有名となった【祇園祭】。『日本三大祭』や『日本三大曳き山』、そして『京都三大祭』にも数えられており、一ヵ月間という長期に渡って行われます。『はもまつり』という風に呼ぶようになったのは、この時期に京都人は「はも料理」をよく食べるからです。
『はも』は、梅雨の雨水を飲む事で美味しゅうなると言われていることから、この時期に多く食べられるのです。焼きはもに、はもおとし、酢のもんと美味しい季節となるわけです。また、祇園祭の宵々山・宵山には、旧家では屏風や古い甲冑の展示が行われることから『屏風祭』とも呼ばれます。また、巡行には山鉾を文化財で飾り動く事から『動く美術館』とも称せられて、様々な呼ばれ方をするのも特有かと思います。
しかしながら、古くから守られてきたしきたりや習慣があります。その一つが、食べてはあかんもの。それが『キュウリ』。この時期は、大変おいしくなる季節ですが、京都人は祇園祭中はキュウリを食べる事を控えます。これは、祇園さんの神紋が「五瓜に唐花」と言われる形を持ち、キュウリの切り口に似ているからです。そやさかいに、失礼にあたる事を避ける為に食べる事を控えるのです。
さぁ、ゆるりと鱧を食べながら、祇園祭を楽しみましょう。
Posted by 一匹狼★NOB at 18:56│Comments(0)
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