2008年05月24日
賀茂祭・御霊祭を終えて【生活】
ここしばらく、賀茂祭と御霊祭を迎えまして、色々とバタバタとしておりましたが、両神事ともに滞りなく、御斎行されましたことは、誠に喜ばしい事で御座いました。
特に、御霊神社(上御霊)の御霊祭では、でまち家さんの柏鉾が飾り付けられて、神幸祭では鯱鉾が鉾振で披露されたりと大変賑わいを極めた事は、さまざまに思い深まるもので御座いました。
京都では、こういう神社さんで行われる【例祭】がこの時期に集中します。これは、個人的な意見ですが、農耕と深いつながりがあるものであると考えています。と申しますのは、この例祭の時期といいますのは、丁度、田植えを始めたりする時期でもあります。もちろん、現在では昔と「気候」が変わっておりますので、旧暦との兼ね合いからも状況は随分と違うのですが…また御由緒の兼ね合いもありますので、一概には言えませんけどね。
まぁ、色々な地域を見て回っておりますと大変興味深い事が満載です。でも、基本は自分の地元を見直すことから始まるというのが、私の考えなんですけどね。まずは、身の回りにある自身の文化から考えていきたいと改めて、これらの神事を拝見して感じました。
特に、御霊神社(上御霊)の御霊祭では、でまち家さんの柏鉾が飾り付けられて、神幸祭では鯱鉾が鉾振で披露されたりと大変賑わいを極めた事は、さまざまに思い深まるもので御座いました。
京都では、こういう神社さんで行われる【例祭】がこの時期に集中します。これは、個人的な意見ですが、農耕と深いつながりがあるものであると考えています。と申しますのは、この例祭の時期といいますのは、丁度、田植えを始めたりする時期でもあります。もちろん、現在では昔と「気候」が変わっておりますので、旧暦との兼ね合いからも状況は随分と違うのですが…また御由緒の兼ね合いもありますので、一概には言えませんけどね。
まぁ、色々な地域を見て回っておりますと大変興味深い事が満載です。でも、基本は自分の地元を見直すことから始まるというのが、私の考えなんですけどね。まずは、身の回りにある自身の文化から考えていきたいと改めて、これらの神事を拝見して感じました。
2008年05月14日
賀茂祭
いよいよ明日、賀茂祭が御斎行されます。この祭儀に伴い、京都新聞に交通規制が掲載されています。
京都新聞2008年5月14日
移動される方は御一読される事をお勧め致します。
また、路頭の儀・社頭の儀の最中は、カメラによるストロボ(フラッシュ)の撮影は、馬や牛を扱う神事である為、暴れる原因になるおそれがあります(実際に、過去に馬が暴れた事故があります)。これは、神事にご奉仕される方だけでなく、ご覧になられている方々にも危険が及ぶ場合がありますので、ご遠慮をいただきますようお願いを申し上げます。
賀茂祭は、大きく分けて3つの儀式に分かれます。
・宮中の儀(京都御所内で出発前に行われます[観覧不可])
・路頭の儀(行粧が道を行列する様子を神事として、定められております[一般観覧可])
・社頭の儀(神社本殿・境内で執り行われる重要な神事[一部有料観覧])
路頭の儀は歩道からご覧いただく事が出来ますので、昔、斎王が潔斎をして、賀茂の大神に御奉仕に向かう行列の様子を思い重ねて、現代の斎王代さん以下奉仕者が歩き行く様子を楽しんでいただければ幸いです。
2008年05月04日
明日。賀茂競馬会
明日は、いよいよ賀茂競馬会神事(くらべうまえ)が行われます。
賀茂競馬とは、堀川天皇寛治七年に天下泰平・五穀豊穣を祈願し、宮中で行われていた行事である競馬会式を上賀茂神社に移して行った、また宮中の殿上人や女房達が左右に分かれて行っていた「菖蒲の根合わせ」の勝利を左右の殿上人がそれぞれに上賀茂神社・石清水八幡宮に祈願を行い、上賀茂神社に祈願したほうが根合わせに勝利した事から、その競馬会の作法や道具の一式を賀茂の大神に奉じたことに始まるともいわれています。
静かなる賀茂競馬の美しく勇壮に馳せる様を静かにゆっくりと楽しんで頂きたく存じます。
*当日、こちらの神事には多く馬を用います。そのため、神事の最中はカメラのストロボ(フラッシュ)や携帯電話の着信音、また埒より身を乗り出すような行為は、馬が暴れる原因になり、乗尻さんや神事斎行の人々・観覧者にまで危険が及ぶおそれがあります。
ご観覧予定の皆さんは、是非ともカメラは必ずストロボ(フラッシュ)を切るように、携帯電話は必ずマナーモードにされる事を、切にお願いを致します。
事故のない、粛々と神事が御斎行される事を願うばかりです。
賀茂競馬とは、堀川天皇寛治七年に天下泰平・五穀豊穣を祈願し、宮中で行われていた行事である競馬会式を上賀茂神社に移して行った、また宮中の殿上人や女房達が左右に分かれて行っていた「菖蒲の根合わせ」の勝利を左右の殿上人がそれぞれに上賀茂神社・石清水八幡宮に祈願を行い、上賀茂神社に祈願したほうが根合わせに勝利した事から、その競馬会の作法や道具の一式を賀茂の大神に奉じたことに始まるともいわれています。
静かなる賀茂競馬の美しく勇壮に馳せる様を静かにゆっくりと楽しんで頂きたく存じます。
*当日、こちらの神事には多く馬を用います。そのため、神事の最中はカメラのストロボ(フラッシュ)や携帯電話の着信音、また埒より身を乗り出すような行為は、馬が暴れる原因になり、乗尻さんや神事斎行の人々・観覧者にまで危険が及ぶおそれがあります。
ご観覧予定の皆さんは、是非ともカメラは必ずストロボ(フラッシュ)を切るように、携帯電話は必ずマナーモードにされる事を、切にお願いを致します。
事故のない、粛々と神事が御斎行される事を願うばかりです。