2007年10月26日
三嶋神社祈願所【鰻放生大祭】
満月を迎える十月二六日に『三嶋神社祈願所』では、特殊神事である【鰻放生大祭】が御斎行されました。
三嶋神社さんは、『天津日高彦火瓊々杵尊』『大山祗命』『木之花咲耶姫命』の三柱を御祭神としてお祀りしておられます。建春門院が摂津三島神に祈願された後、高倉天皇をお産みになりました。そのことで、後白河天皇は深く三島神を崇敬せられた為、永暦元年に平重盛に勅してこの地に社殿を造営し、三島神を勧請したのが始まりと言われています。
こちらの神使は「鰻」であります。これは、生物育成の守護神である三嶋明神の御神徳を鰻に宿らせられ、これを食すれば、御神徳が体内に入って、風邪等の病を治し、体中の虫を殺して、子供に於いての疳虫も封じられるという故事によるものであります[土用の丑の日の鰻を食する由縁です]。もちろん諸説あります。
この御神徳に御礼を申し上げ、生きた鰻を放生することで、安産成就、魚類をもって生業とする人々や信仰する人々の商売繁盛の願いを以って行われるのが、この『鰻放生大祭』です。
三嶋神社さんは、『天津日高彦火瓊々杵尊』『大山祗命』『木之花咲耶姫命』の三柱を御祭神としてお祀りしておられます。建春門院が摂津三島神に祈願された後、高倉天皇をお産みになりました。そのことで、後白河天皇は深く三島神を崇敬せられた為、永暦元年に平重盛に勅してこの地に社殿を造営し、三島神を勧請したのが始まりと言われています。
こちらの神使は「鰻」であります。これは、生物育成の守護神である三嶋明神の御神徳を鰻に宿らせられ、これを食すれば、御神徳が体内に入って、風邪等の病を治し、体中の虫を殺して、子供に於いての疳虫も封じられるという故事によるものであります[土用の丑の日の鰻を食する由縁です]。もちろん諸説あります。
この御神徳に御礼を申し上げ、生きた鰻を放生することで、安産成就、魚類をもって生業とする人々や信仰する人々の商売繁盛の願いを以って行われるのが、この『鰻放生大祭』です。
神前には多くの神饌が供えられ神事が始まるのを待ちます。
もちろん『鰻放生大祭』ですから、鰻も神前に御奉納されます。三匹奉納されているのは、御神紋が『折敷に三文字』であることから「三」という線の数から。
神事が始まり、諸儀が行われた後、宮司さんによって、神池に鰻が放たれます。その昔は、近くを流れる音羽川に放流されていたのですが、現在はこの境内神池で行われています。
最後には御神灯から火を映し、御火串を火焚祭のように焚き上げることで、御神徳祈願を行われ、一連の神事は終了を致しました。多くの参拝者が見守る中、今年は雨が降ってしまったが、滞りなく神事は御斎行されました。
Posted by 一匹狼★NOB at 21:07│Comments(0)
│神社