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一匹狼★NOB
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京都生まれの京都育ちの京都人。寺社仏閣・歳時記などの撮影を行いながら、個人として京都の深い魅力を追求し、その魅力を紹介をしている。

京都情報発信に関するサイトへの企画協力・提案なども行っている。
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「St.KYOTO」
京都の情報が交流する道

2002年に設置した京都の情報発信サイト。もちろん、個人で取材・撮影を行っている。京都の歳時記や寺社仏閣の様子だけでなく、季節のうつろいを紹介。また、京都の一側面的な魅力だけでなく、より一歩深い京都の魅力を伝える。

京都検定三級
京都検定二級
京町家検定上級。
NPO法人『京都観光文化を考える会 都草』正会員

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Posted by 京つう運営事務局 at

2010年01月19日

初釜を終えて。

 昨年は喪中でしたので、うちではお茶事に関してはあんまりしておりませんでした(外では二度ほどいただきましたが)。多分、全く点てていなかったのではないかなと思います。しかしながら、今年に入って喪明けをしましたので、ささやかではありますが、少しの葩餅を購入し、十五日の晩に自宅にて初釜を致しました。まぁ、そんなたいしたことをしている訳でもありません。ただただゆるりとした時間を楽しむだけのものでございます。しかしながら、一年以上を自宅でのお茶事をしていませんと少し新鮮な気持ちにもなります。

 どうもゆったりとすることがないここ最近の生活からすると、これだけゆったりと心地よくいただけたのはひさしぶりかもしれません。まぁ、それだけ京都時間という表現される時の流れから少し離れた生活が長かったからかもしれません。心のもちようも、もう少し余裕を持って、遊びの心も持って、ゆるりと楽しんでいきたいと思います。  


Posted by 一匹狼★NOB at 03:16Comments(0)生活

2010年01月08日

人日の節句・七草粥【生活】


 昨日は一月七日。となりますと、正月気分も過ぎ、少し落ち着いてきた頃。そんなこの日にいただくのが「七草粥」でございます。  続きを読む
タグ :京都七草


Posted by 一匹狼★NOB at 17:05Comments(2)生活

2009年11月13日

ひさびさに奈良へ

 昨日は天皇陛下御即位20年の記念式典や奉祝祭が行われておりました。その記念事業として、各国立博物館や美術館では、無料公開が行われておりましたので、ひさびさに奈良へと伺う事に致しました。

 奈良国立博物館では正倉院展が最終日を迎え、多くの方が訪れていらっしゃいました。正倉院展は今年で61回。花氈をはじめ、数多くの宝物が展示され、誠に興味深いものが御座いました。歴史の教科書でみたことがあるものも見て、少し感動も覚えました。

 そして、奈良氷室神社へ参詣。奈良国立博物館の道を挟んで向かいに御鎮座されています。そして、こちらの末社である舞光社は狛光高霊を祀ります。この狛光高霊という御祭神は1001年に一条天皇より左方舞奉行に命ぜられまして、南都楽所の楽祖となったことから、雅楽関係者からの崇敬が高いことで知られています。こちらも参拝を致しました。

 最後に春日大社へ。鹿と戯れながら、本社にて参拝。ちょうど修学旅行生達が訪れていて、賑わう中、摂社や末社を参拝をして、京都へと戻って参りました。また、普段訪れる京都とは違った雰囲気で、色々と考えるものがありました。  


Posted by 一匹狼★NOB at 09:19Comments(1)生活

2009年05月09日

ハレの日の準備【生活】

 まもなく私の地元である賀茂の地区は賀茂祭を迎えます。そんなときに我々のような古い家でしか、最近はあまり行われていないのですが、自分の家で鯖寿司、もしくはちらし寿司or赤飯を身近な親戚筋に持っていくという風習があります。京都の町中でも昔は多分にあった事でしょうけど、最近はめっきり話を聴かなくなりました。

 これは、祝い事であることを親戚同士として祝う事の一つかと思うのですが、特に京都市内では昔から鯖寿司はこういうときに必須でした。そのため、地元のお寿司屋さんや仕出し屋さんなんかでは、店先に「鯖寿司の注文承ります」という貼紙を見かけると、"あぁ、今年もお祭りの時期がきたなぁ"と感じます。こういうハレの日だからこそ、こういう風習は大切にしたいものであります。

 昨日は所用で下鴨神社へいってきました。今年はまだ柊さん(出雲井於神社)の本殿の修復されている最中です。境内においては、所々では「葵鬘」の飾りが行われていました。いよいよ来週、賀茂祭の本祭が行われます。  


Posted by 一匹狼★NOB at 08:34Comments(0)生活

2008年12月05日

京都のさむさに要注意【生活】

 11月後半から、一気に冷え込んできた京都。昨年に比べると、少しばかりもみじの色付きも早かったこともありまして、もうちょっとしたら見納めという感じでしょうか。もちろん、まだ見頃のところもあるんですけど、この色合いが見頃ですとは、ひとによって印象がそれぞれ違うので、なかなかここはモミジがいい時期ですよとは、私は、よういいません。時折、新聞や雑誌を見て、楽しみにきはって、がっかりしはる方も多いのをよく見てますからね。

 ところで、京都に来はるひとに毎年お伝えしているのが、『あたたかい恰好をしてきてくださいね』ということ。これは、大阪から遊びに来る友人たちにも口酸っぱく言っています。というんは、本当に盆地の寒さというのは、半端ではありません。足元からじわじわと痺れるように冷えてくるのが京都のさむさの特徴なんです。このじわじわが、身体を芯から冷やしていくんです。そやさかいに、帰ってから風邪ひいたよ、なんてお便りが来ることが多いです。

 個人的には、今年は自身が忙しいこともあり、京都に来てくれた友人にも顔を見せる程度で、いろんなところに連れてあげることができませんでした。唯一、寒いやろうなというときに友人とお会いしたんは、貴船の料亭さんくらいでしょうか。とはいっても、お料理屋さんの中に入らんと、駅前あたりで時間合わせして、数十分お話した程度なんですけどね。ほんとうはゆったりと行きつけのお店とかにご招待してあげたらよかったんですけどね。

 それにしても、今年はまだ昨年に比べると、モミジが持っているほうだと思います。もう、桜はしっかり落ちてしまいましたが。昨年は一週間でピークを過ぎてしまいましたから。それを考えると、今年はまだゆっくりと見れるのでしょう。

 しかし、口酸っぱく言うようですけど、あったかい恰好して来はったほうがいいのは、おススメしておきます。  


Posted by 一匹狼★NOB at 00:43Comments(0)生活

2008年08月21日

伊勢は七度、熊野は三度、愛宕参りは月参り【生活】

『伊勢は七度、熊野は三度、愛宕参りは月参り』ということばが、京都にはあります。これは、一生のうちに七回はお伊勢さんに、熊野さんには三回はお参りをして、愛宕さんには毎月お参りをしましょうという意味があります。このことばは、江戸時代くらいから民衆の間で、いわれるようになったようです。

しかし、何故、こんなに回数が少ないのか?といわれるかもしれませんが、昔の伊勢参り、熊野詣では、命がけであったといわれています。出発には、道中祈願をし、帰りにはお礼参り、報告参りがなされるくらいとても厳しい道中であったようです。ですから、このような考えが生まれたのではないかといわれています。でも、愛宕さんを月参りするのもかなり大変です。  続きを読む


Posted by 一匹狼★NOB at 06:25Comments(0)生活

2008年08月16日

先祖への想い【生活】

この時期になると、お盆を迎えて、多くのひとびとは自身の地元へと帰ります。おじいさんやおばさんなどの元へと帰り、お墓参りをすることとなります。しかし京都では、それ以外にも独特のお迎えをします。

それが、精霊迎えという行事です。ご先祖さんが冥土から六道を通って、この世へと帰ってこられるのです。京都ではお精霊さん(おしょらいさん)といったり、六道参りと申しまして、六道珍皇寺(ちんこうじ)や千本閻魔堂を訪れて、水塔婆に戒名を書いてもらい、香煙をくゆらせ、水に浸された高野槇で水をかけてから納めたり、迎え鐘を撞いて、冥土からの道をその音でお迎えしたり、買い求めた高野槇を持って帰り、自宅の仏壇に供えて、家にご先祖の霊(お精霊さん)をお迎えします。

時折、お迎えに来られた人々のお話を聞いていると、六道参りに対する先祖や亡くなった方への想いがひしひしと伝わってきます。このような「こころもち」は、大切であると感じます。なかなか単純な言葉で表すことは難しいでしょう。  続きを読む


Posted by 一匹狼★NOB at 08:57Comments(0)生活

2008年05月24日

賀茂祭・御霊祭を終えて【生活】

ここしばらく、賀茂祭と御霊祭を迎えまして、色々とバタバタとしておりましたが、両神事ともに滞りなく、御斎行されましたことは、誠に喜ばしい事で御座いました。

特に、御霊神社(上御霊)の御霊祭では、でまち家さんの柏鉾が飾り付けられて、神幸祭では鯱鉾が鉾振で披露されたりと大変賑わいを極めた事は、さまざまに思い深まるもので御座いました。

京都では、こういう神社さんで行われる【例祭】がこの時期に集中します。これは、個人的な意見ですが、農耕と深いつながりがあるものであると考えています。と申しますのは、この例祭の時期といいますのは、丁度、田植えを始めたりする時期でもあります。もちろん、現在では昔と「気候」が変わっておりますので、旧暦との兼ね合いからも状況は随分と違うのですが…また御由緒の兼ね合いもありますので、一概には言えませんけどね。

まぁ、色々な地域を見て回っておりますと大変興味深い事が満載です。でも、基本は自分の地元を見直すことから始まるというのが、私の考えなんですけどね。まずは、身の回りにある自身の文化から考えていきたいと改めて、これらの神事を拝見して感じました。  


Posted by 一匹狼★NOB at 09:14Comments(0)生活

2008年03月17日

京都屋さんへ

先日、初めて「京都屋」さんへと伺いました。以前からご挨拶に、と思っていたのですが、何よりここしばらく意外と色々なところへと行ったり、動けなかったりと、こちらへ伺うことが出来なかったのです。誠に申し訳ないことで。

この日は、たまたま近くで会合を行っておりましたので、これは良い機会だと思いまして「京都屋」さんへ入りました。御主人さんが丁寧にお出迎えをしていただいて、ご挨拶をば。ここしばらく、お会いする機会が御座いませんでしたので、お変わりなく非常に丁寧に色々と品物も見せていただき、店の中なのに少し近況を話しておりました。

私はちょこちょこと和文具を用いておりまして、丁度、京都屋さんでは、こちらでしか購入出来ないお品もそろえておられるとのことでして、また私も丁度買い時だったものがありましたので、購入させて頂きました。

また、ちょこちょこと伺いますので、宜しくお願いを致しますね~♪


★和の京都セレクトショップ「京都屋」
http://kyotoya.kyo2.jp/  


Posted by 一匹狼★NOB at 02:45Comments(0)生活

2008年02月17日

雪降る京都で

京都の人間として、いつも感じる事は『ほんま、底冷えっていう言葉は、的を得たことばやなぁ』ってことです。足元からじわりじわりと寒さが、身体の芯から徐々に冷えていくような感覚に陥るのが、京都の寒さの特徴といえます。だからこそ、ちらりちらりと雪降る様子が更に視覚的に寒さを感じさせてくれます。

先日の多くの雪が降った日に、少しだけ障子を開けまして、雪の降る様子を眺めながら、お酒を飲む機会が御座いました。さらさらと降りゆく雪の様子を見ながら、京都の深さに思いを馳せ、ゆるりと呑み干すのは、なんとも心地の良いものであります。

お金を多く掛けずにこのように京都を感じる楽しみかたは、私の友人には『流石京都人やなぁ。京都人にしか、こういう風流な楽しみ方は出来ないね』といわれます。でも、こういう楽しみ方は、誰にでも出来るからこそ、良いんです。京都の本質ってこういう所にあると思うのですね。昔の人は、現代の様に楽しみが数多くあるわけでは御座いませんでしたし、何より楽しみが少なかったのですから、自然を愛でる楽しみかたは、現代人以上に長けていたと思います。

そういうところを見習いながら、京都を歩いてみますと京都の楽しみ方が増えるのではないかと思います。今夜もゆるりと夜のお酒を少しだけ楽しんで、眠りに就きたいと思います。  


Posted by 一匹狼★NOB at 22:18Comments(0)生活