ひなまつり【神社】

一匹狼★NOB

2009年03月02日 14:27

 明日は、いよいよ桃の節句の『ひなまつり』です。「上巳(じょうし)節」が本来の名称であります。上巳って何?、と聴かれることがおおくございます。少しだけ、綴っておきましょう。
 皆さんもご存じの通り、旧暦では毎日干支の日付が付けられております。本日3月2日であれば、「午」の日です。上巳とは、「上の巳の日」のことを指します。この時期は季節の節目にあたり、穢れ事、つまりは病気などが流行りやすいため、その穢れ事などを川に流すという風習が中国にあり、それが日本に伝わり、日本古来からある禊・祓の風習と結びついて、人形(ひとがた)流しとして、定着したと言われています。そして、流し雛となり、人形を飾り祀るようになったようです。ちなみに、旧暦では上巳節は3月29日です。現在では、3月3日という奇数が重なる日が「陽」の日であり、吉祥の日と考えられるようになってから、この日に固定されるようになりました。

 現在でも、京都の神社ではそのような神事が執り行われています。例えば、私の所の氏神さんであられる「下鴨さん」こと『下鴨神社』では【流し雛】が行われます。神事自体は11時より執り行われます。他には『市比賣神社』さんでは【ひいな祭】が執り行われ、官女の舞、十二単の着付け実演などが行われます。(一部は有料です。)また、「上社」こと『上賀茂神社』では【桃花神事】が行われます。(昇殿・参列は有料)ご自宅のお雛様を飾り、京都の主なひな祭りも楽しんでみてはいかがかと思います。
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