梨木神社【萩まつり】

一匹狼★NOB

2007年09月23日 21:18

京都の中心地「京都御苑」の東側に位置する神社『梨木神社』では、九月二十二日から二十四日まで【萩まつり】が行われておりました。萩が咲き誇る「梨木神社」では、雅楽や小笠原流による百々手式・狂言などが奉納されました。


梨木神社は、三條家邸宅跡に三條實萬(さねつむ)・三條實美(さねとみ)父子を御祭神として祀られた別格官幣社であります。創建は明治18年(1885年)であり、久邇宮朝彦親王によって、明治維新に貢献をした三條實萬を御祭神としました。後の大正天皇の即位に際し、實美公も併せて祀られる事となりました。

私は自身の都合上、二十三日に伺いました。伺ったときには、平安雅楽会による雅楽の奉納が行われており『蘭陵王』が舞われておりました。



「蘭陵王」とは、北斉の蘭陵王長恭があまりにも美しかったために兵が見とれ戦を使用としないので、常に恐ろしい面をつけて、戦場に望んだとされるその姿を舞にしたものです。



ふと横を見ると、境内の萩に蝶が止まっている様子が見えました。萩まつりの様子を楽しみにきたのでしょうか?境内には奉納された俳句が風に揺られておりました。



雅楽の後には、茂山社中による狂言も奉納が行われ、三日間多くの参拝者で賑わっておりました。萩まつりが終わりますと秋が深まってまいります。
関連記事