八坂神社【宵宮祭】

一匹狼★NOB

2007年07月16日 12:30

祇園祭の本質的な部分というのは、やはり「お神輿」さんです。八坂神社には「スサノオノミコト」「クシ(イ)ナダヒメノミコト」「ヤハシラノミコガミ」の三神をお祀りしております。こちらの神様たちが、お神輿にお遷りされるお祭りである【宵宮祭】が、静かな八坂神社境内で斎行されました。


氏子総代が本殿へと上がり、神職以下が参進しまして、着座したところで『修祓』という神職からのアナウンスで、宵宮祭は始まります。まず、修祓というお祓いの儀式を行い、祓詞の奏上や献撰などが、静かに行われます。そして、祝詞が奏上され、玉串奉献等を行い、『遷御の儀』が始まります。

『遷御の儀』とは「御霊遷し」とも呼ばれる本殿の御神体を神職によって、お神輿にお移り頂く、大変、神々しく厳かで、静かに執り行われる重要な儀式です。その為、境内の全ての明かりが消灯され、カメラ・携帯電話での撮影は一切禁止されます。警蹕という先導の神職の掛け声「おぉーー」という声が響く中、本殿から舞殿まで大きな白布に覆われた神職が御神体をお持ちになられ、お神輿にお遷しになられます。今年も残念ながら、フラッシュによるカメラ撮影をされている方が、多くいらしたのは大変残念な事であります。

このような神事は、厳格な風習の元に行われる神事です。特に『遷御の儀』はどちらの神社におきましても、カメラ・携帯電話による撮影は禁止されています。このような最低限のマナーは常識として、御周知される事をオススメ致します。ちなみに、帽子を脱帽する事もマナーです。覚えておいて頂けると光栄です。

さて、本殿での祭典を終了した後、神様をお遷しした御神輿が御鎮座する舞殿正面にて、神職・参列者によります『玉串奉献』が厳粛に行われまして、これを持ちまして、宵宮祭における全ての神事を終了します。

ちなみに写真は【宵宮祭】の舞殿での『玉串奉献』の様子です。
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