花灯路は静かに終わる

一匹狼★NOB

2007年03月22日 12:48

こんにちは。京都の春の風物詩となった「東山花灯路」は、多くの人が訪れ、その華やかな夢景色は幕を閉じました。最終日となりまして、多くの人が訪れていらして、特にお彼岸とも重なり、いつにも増して、多くの観光客で御座いました。


しかしながら、ここでちょっと別視点。というのは、年々観光客が多くなるのは、誠にいい事なのですが、その途中で見かけたあまりにも目に余る人々を少し指摘しておきましょう。

まずは、京都検定を取得されたからか知りませんが、首から京都検定の合格証を下げて、自慢をするかのように観光客に偉そうな態度で接していた人を数名見かけた事は、大変残念な思いをしました。京都検定を受けはるのは良いし、取らはるんはよろしいんですけど、それをあたかも偉いかのように勘違いして、観光客に接してはるのは、京都検定の価値を著しく下げるものであり、様子を見ていてとても観光の人に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

そして、もう一点は京都の事を知ってるからといって、観光客に観光案内をしますと無理からしつこく営業を掛けていた人。こちらも見ていて、何とも押し付けがましいもので、イメージが悪いです。こちらの方々もどうやら京都検定を取得されてお勉強されているみたいですけど、何か勘違いをされているようで、地元人としてみても、甚だいかがわしく花灯路のイメージが悪くなるように思いました。

海外では、よくこういう押し付け観光ガイドや偉そうなガイドさんがいて、ぼったくるタイプが多いのは、知っている方も多いと思います。もう少し、常識を持った観光のあり方が問われた花灯路の『別側面』で御座いました。

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いよいよ京都の春は桜景色へと移ってまいります。桜といいますと『お花見』となり、よくお酒やお弁当で賑わいますが、ここで一つ楽しみ方をご紹介。

まずは、お酒の代わりに抹茶や煎茶などはいかがでしょうか?ちょっとホッとした心やすまりゆったりとした気持ちで桜を眺めてみるものも、また風情があって、心の豊かさを感じられますよ。そして、お弁当には少しお金を掛けてみて、京都の料理屋さん(京料亭など)のお弁当を買い求めて、桜の下で楽しんでみてもいかがでしょうか?

毎年毎年、ドンちゃん騒ぎでゴミをほったらかしにされる、花見客も多くなってまいります。幼少時ならゴミは持ち帰るのを躾けられたものですが、大人が率先して、ゴミを打ち捨てて帰られる姿が、この時期は大変目立ちます。まずは、お花見も含めて自然に優しく、大人な桜の楽しみ方を満喫しましょう♪

*写真は「京都東山・花灯路2007」期間中で撮影しました「清水の坂と法観寺(八坂の塔)」です。この画角は、以前花灯路でポスターにされた画角から撮ってみました。
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