春の京都は華景色

一匹狼★NOB

2007年03月20日 23:02

京都は、春になりますと多くの行事やイベントが行われ、京都は桜の「花景色」の前に『華景色』が彩られる事となります。「花灯路」の関連イベントは、特にその彩りの中心といえると思います。「高台寺公園華舞台」で舞妓さんの舞、各種演奏・演舞が繰り広げられ、東山界隈では「狐の嫁入り」が巡行されます。更には、茂山狂言の奉納狂言など、伝統芸能と光の共演を更に彩ります。

私自身の話としては、春になりますと「いちひめ雅楽会」さんによります『定期演奏会』も春の京の彩りを感じますし(春の定期演奏会であり、花灯路とは関係ありませんよ。)、京都の春の美しさを期待させる演舞のように感じます。そして、本日に行われました茂山狂言もまた、その伝統から通ずる笑いの文化が京都の春を楽しませて頂きました。
*写真は本日の八坂神社・奉納狂言「千鳥」より。

但し、ここで勘違いしてはいけませんのが、こういう行事は全て「ハレ」の京都の表情であるという事です。ということは、その基本にはしっかりとした「ケ」のしきたりや風習が残っているからこそ、今のハレの行事が引立つわけでありまして。その部分は決して忘れてはいけないと思っております。春は浮かれやすい時期ですが、緩急しっかりと持って、また美しい春を楽しみたいと思っております。
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