2007年11月09日
伏見稲荷大社【火焚祭】
秋が深まってきた京都では、お火焚祭の話題が出て参りました。もちろん丁度、お火焚き祭はこの時期なんですけどね。十一月八日に『伏見稲荷大社』では【火焚祭】が、盛大に御斎行されました。
【火焚祭】は、五穀豊穣や家内安全、無病息災を願う古式神事です。京都の各神社では、この11月を中心に行われています。秋の実りに感謝をし、護摩木を焚き上げることにより、厄災や穢れを祓い清める意味合いを持ちます。
伏見稲荷大社では、毎年、盛大に火焚祭が御斎行されます。多くの参拝者が見守る中、三箇所の火床が設けられ、本殿から御神火を受けて、斎場に運ばれます。その御神火を松明に分かち、崇敬者・参拝者から収められた火焚串が積まれた火床に松明が差し込まれます。
火が大きな柱を作り上げる中、神職一同・参拝者により大祓詞が奏されます。
大祓詞が奏される中、火床には神職により次々と火焚串が焚き上げられます。祈願を込めて、一回一回、火床へと投げ込まれます。
数度繰り返し、大祓詞を奏すると、各火床に斎主(副斎主)が清祓の為に榊・塩・清め水を降りかけ、清めて回ります。そして、神楽女による神楽舞が奏され、火焚祭は多くの参拝者が見守る中、無事に執り修められました。
Posted by 一匹狼★NOB at 21:09│Comments(0)
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