2007年08月19日
御霊神社【例祭】
京都の鞍馬口に御鎮座されている神さんは「御霊(ごりょう)さん」と親しまれており、京都でも有名な神社で御座います。その神社さんが『御霊神社(上御霊神社)』さんで御座います。その御霊さんの例祭が八月十八日、静かに斎行されました。
御霊神社は、桓武天皇の御代に疫病が流行り、多くの死者が出た事は、御霊と呼ばれる怨みを抱いて憤死した人々による恨みによるものであると考え、この御霊を「八所御霊」と申しまして、『早良親王(崇道天皇)・井上大皇后・他戸親王・藤原広嗣・橘逸勢・文屋宮田麿・菅原道真・吉備真備』の八柱を祭神とし、御霊会(ごりょうえ)を行った事で、天皇はこの御霊達を祀り、慰めることにより、祟りを静めたことに由来します。
この御霊祭は、明治時代までは旧暦の八月十八日に行われていましたが、現在では、五月十八日に行われています。それに伴い、例祭は八月十八日に、御霊祭・渡御の儀が五月十八日となったようです。この例祭では、氏子総代が参列される中、静かに粛々と神事は執り行われまして、終了後、狂言の奉納も行われました。
夜には御霊太鼓や小山郷六斎念仏の奉納が行われました。
Posted by 一匹狼★NOB at 16:18│Comments(0)
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