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一匹狼★NOB
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京都生まれの京都育ちの京都人。寺社仏閣・歳時記などの撮影を行いながら、個人として京都の深い魅力を追求し、その魅力を紹介をしている。

京都情報発信に関するサイトへの企画協力・提案なども行っている。
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「St.KYOTO」
京都の情報が交流する道

2002年に設置した京都の情報発信サイト。もちろん、個人で取材・撮影を行っている。京都の歳時記や寺社仏閣の様子だけでなく、季節のうつろいを紹介。また、京都の一側面的な魅力だけでなく、より一歩深い京都の魅力を伝える。

京都検定三級
京都検定二級
京町家検定上級。
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【京つうからのお知らせ】

2008年02月19日

賀茂別雷神社【乙子神事】

初春の行事として行われていた宮中行事が、現在でも上賀茂神社にて行われています。その神事が【乙子神事(燃灯祭)】と呼ばれております。この神事が二月十八日に静かに御斎行されました。

上賀茂神社さんは、賀茂別雷神社と称し、賀茂別雷大神を御祭神としたお社です。京都三大祭の一つであり、三勅祭にも数えられる『賀茂祭』でも有名です。古くから庶民や皇室の崇敬を深い崇敬を受けており、また『源氏物語』の作者「紫式部」が恋愛の祈願に訪れた摂社「片岡社」では『ほととぎす 声まつほどは 片岡の もりのしづくに 立ちやぬれまし』と歌を詠んだとされています。



この『乙子神事』は、二月の第二「子」の日に行われます。旧暦では一月乙子の日に行われていましたが、新暦で改められました。これは初春の宮中行事として行われていた「子の日遊び」と呼ばれる行事があり、野辺に出でて、小松を引いて、千代を祝い、若菜を摘んで宴を設け、和歌を詠んでいた行事であったとされています。この子の日に、丘に登り、遠く四方を望みますと、陰陽の精気を得て、そして邪気も祓うことが出来ると伝えられています。この神事は、春の若菜を摘む事で、精気に満ちた自然を受け、長寿を願う意味も持っているとされています。

『後撰集』には「松も引き 若菜も摘まず なりぬるを いつしか桜 はやも咲かなむ」というかに詠まれるほど優艶な行事であった事がうかがえます。乙子神事では、斎主・以下斎員が狩衣姿で、上賀茂神社の斎場である御阿礼野(みあれの)へ出でて、小松を引きます。その様子は誠に静かでその空気感に雅さを感じます。



小松引きの儀式を終えますと、静々と斎主・斎員はもと来た道を静々と戻り、境内へと戻って参ります。そして、祓いなどを執り行う『土舎(つちのや)』にて、御阿礼野で摘んできた小松に玉箒草(燃灯草)を添えて、紙に包みます。ある程度の準備が出来たところで、修祓を行い、斎串を用いて、身の罪穢れを境内を流るる御手洗川へと斎串を流します。



そして、神前に供する為、斎主・斎院は本殿へと参進を致します。



乙子の神事が行われたこの日は、あいにく朝から雪が降っていたため、境内の御社や建物・楼門には、微かに残っておりました。小松・玉箒草は、神前に献じられ、初春の雅な神事は静かに御斎行されました。


*参考文献
上賀茂神社・乙子神事【配布資料】
暦関連の資料数点


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Posted by 一匹狼★NOB at 17:53│Comments(0)神社
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