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一匹狼★NOB
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京都生まれの京都育ちの京都人。寺社仏閣・歳時記などの撮影を行いながら、個人として京都の深い魅力を追求し、その魅力を紹介をしている。

京都情報発信に関するサイトへの企画協力・提案なども行っている。
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「St.KYOTO」
京都の情報が交流する道

2002年に設置した京都の情報発信サイト。もちろん、個人で取材・撮影を行っている。京都の歳時記や寺社仏閣の様子だけでなく、季節のうつろいを紹介。また、京都の一側面的な魅力だけでなく、より一歩深い京都の魅力を伝える。

京都検定三級
京都検定二級
京町家検定上級。
NPO法人『京都観光文化を考える会 都草』正会員

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【京つうからのお知らせ】

2007年08月17日

京都五山【五山の送り火】

京都五山【五山の送り火】

京都の夏の夜空を焦がす、おしょらいさんをお送りする行事、「五山の送り火」が行われ、静かにお盆に帰って来られた先祖の霊をお送りいたしました。
京都五山【五山の送り火】

『五山の送り火』とは、本来盂蘭盆会の行事の一つで、お盆にこの世に帰って来られた先祖の霊をあの世へとお送りするとても感慨深い行事で御座います。成立した起源などはハッキリと分かっておらず、おそらく松上げなどの火祭りによるお盆の精霊をお送りする行事が、このような形で京都に根付いたのではないか、といわれています。昔は、送り火は十山によって行われていたといわれ、他には鳴滝の「一」、市原野の「い」、北嵯峨の「へび」、加茂町観音寺村の「長刀」、更にはどこにあったのかは不明だが「竹の先に鈴の絵」が夜空を焦がしていたといわれています。

京都五山【五山の送り火】

近年は、観光行事化しておりますが、本来は御先祖さんを心静かにお送りする安らかな行事。お年を召した方や京都に古くから住む人々は、手を合わせて無事にあの世へお帰りになられるように願われます。

京都五山【五山の送り火】

時に間違われる方がいらっしゃる方がいるのですが、決して「大文字焼き」とは言いません。お送りする行事である為、「送り火」と言うので、「焼き」という表現は京都では好ましくない表現といわれています。正しくは「五山の送り火」なのです。

京都五山【五山の送り火】

今回はある方からご招待を賜りまして、そちらのお宅から五山の送り火を迎えさせて頂きました。鳥居形以外は、全て美しく眺める事が出来、写真を撮りながら、うちのおしょらいさんが無事にお帰りになられるように、手を合わせて時間を過ごさせて頂きました。京都は『五山の送り火』を終え、いよいよと『地蔵盆』を迎える事となります。

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Posted by 一匹狼★NOB at 00:14│Comments(2)季節
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『大文字五山送り火』という京都ならではの夏の風物詩を皆様の色んな視点から撮っていただこう!とはじまったこの企画、8月16日~8月19日の三日間という短い期間でしたが沢山のエントリ...
『大文字五山送り火』プレゼント企画 当選者発表!【京つうスタッフブログ】at 2007年08月20日 20:57
この記事へのコメント
ネットの写真で観た事がありますが竹の先に鈴の字形はカッコイイですね。
京の都は文化的ですね。
Posted by やすたか at 2007年10月26日 16:01
>やすたかさん

こんばんは。コメントを頂きまして、誠に有難う御座います。

五山の送り火は、昔は5つでは有りませんでした。様々な文字や形が山々にともされていたようです。

これらは多くの場合、送り火の風習自体が精霊送りであるので、宗教的なものを多く象っていたといえると思います。

誠に有難う御座ます。少しずつですが、またご覧を頂ければ幸いです。
Posted by 一匹狼★NOB at 2007年11月02日 04:12
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