2008年08月16日
先祖への想い【生活】
この時期になると、お盆を迎えて、多くのひとびとは自身の地元へと帰ります。おじいさんやおばさんなどの元へと帰り、お墓参りをすることとなります。しかし京都では、それ以外にも独特のお迎えをします。
それが、精霊迎えという行事です。ご先祖さんが冥土から六道を通って、この世へと帰ってこられるのです。京都ではお精霊さん(おしょらいさん)といったり、六道参りと申しまして、六道珍皇寺(ちんこうじ)や千本閻魔堂を訪れて、水塔婆に戒名を書いてもらい、香煙をくゆらせ、水に浸された高野槇で水をかけてから納めたり、迎え鐘を撞いて、冥土からの道をその音でお迎えしたり、買い求めた高野槇を持って帰り、自宅の仏壇に供えて、家にご先祖の霊(お精霊さん)をお迎えします。
時折、お迎えに来られた人々のお話を聞いていると、六道参りに対する先祖や亡くなった方への想いがひしひしと伝わってきます。このような「こころもち」は、大切であると感じます。なかなか単純な言葉で表すことは難しいでしょう。 続きを読む
それが、精霊迎えという行事です。ご先祖さんが冥土から六道を通って、この世へと帰ってこられるのです。京都ではお精霊さん(おしょらいさん)といったり、六道参りと申しまして、六道珍皇寺(ちんこうじ)や千本閻魔堂を訪れて、水塔婆に戒名を書いてもらい、香煙をくゆらせ、水に浸された高野槇で水をかけてから納めたり、迎え鐘を撞いて、冥土からの道をその音でお迎えしたり、買い求めた高野槇を持って帰り、自宅の仏壇に供えて、家にご先祖の霊(お精霊さん)をお迎えします。
時折、お迎えに来られた人々のお話を聞いていると、六道参りに対する先祖や亡くなった方への想いがひしひしと伝わってきます。このような「こころもち」は、大切であると感じます。なかなか単純な言葉で表すことは難しいでしょう。 続きを読む